山と海と森と川があって、水が循環し、森や雪や氷が水を貯え“最初のダム”となって豊かな水を下流へ、海へと送り出します。
人の暮らしを支える林業・畜産業・農業・漁業といった第一次産業は、この森と水の恵みによって成り立っています。
平地の水田というダム、そして人が作ったダムも、自然と折り合いながら森と水の恵みを活かす地域社会の循環的な仕組みのひとつとして役割を果たしています。
この、上流から下流・河口・海に至る流域の範囲が地域社会の基盤であり、食生活を支えるインフラでもあります。

プラネットドラム財団（アメリカ）の創始者ピーターバーグ氏の提唱による地域経営のコンセプトです。
地域の風土・微生物・地形・技術・資源を最大限に有効活用し、さらには、独自メディアやデジタル技術の活用により地域と地域のコミュニケーションを図り、生活文化を創造し、持続可能で経済的にも自立した地域社会を作ろうという考え方です。