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春、みずみずしい緑が生まれ、夏、深い緑を水面に映す。
そして、秋には鮮やかに色を染め、厳しい冬の支度へ。
季節のなかで、森の生命は静かに巡る。
やがて、土に還る木々のなかで、
雪や雨とともに、湖にたどり着く木がある。
その1本、1本に、自然がもたらしてくれた「奇跡」がある。 |
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北アルプス、立山連峰。
その大自然に、
大いなる夢と、固い決意をもって挑んだ黒部ダム建設。
その道のりは、人間の限界に挑戦するものであった。
今、美しいアーチ型のダムは、自然と調和し、
多くの恵みを人間にもたらしている。
人々が今も語り継ぎ、
思いを馳せる建設の歴史。
その足跡を知るとき、
人は人間の限りない可能性を感じ、
胸を打たれ、先人に感謝する。
黒部には、言葉では
語り尽くせない「軌跡」がある。 |
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湖に流れ着いた「奇跡」の木々を、
私たちは飛騨の匠の手に託しました。
ダムをつくった人間たちの「軌跡」を、
木々の記憶のなかから呼び覚まし、
多くの皆さまのもとで愛されるように、と願って。
匠は、木々にふれ、新しい生命を吹き込みました。
そして生まれたのが、「クロベのキセキ」です。 |
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万葉集にも歌われた、飛騨の匠たちの技。
木だけで組み上げる美しい技は、今に受け継がれ、
黒部ダムのモチーフを、1本1本に刻みこみました。
クロヨンからの静かな贈り物「クロベのキセキ」は、
森と人と地域をつなぐ、
小さくて、大きな架け橋です。
そこに刻まれた「時」と「人」の物語を、
そして優しい温もりを、ご自分の手で感じてください。
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